マニアックなお酒・ジン


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ベンガル・ジン(左)

減圧蒸留法(通常のジンを圧力なべ、とすると、弱火でコトコト、という感じ)で造られたジン、そのため通常の方法で造られたジンより口に含んだ時の情報が多く、非常に香りゆたかである。輸入元キリン・シーグラム , 発売時期1960年代後半

ブース・ハウスオブローズ(左から2番目)

ハウスオブローズとはイギリス上院の事、イギリス上院とは、貴族院であり、その名を冠したこのジンはイギリス貴族御用達ということである。ブース社の最上級のジン。

ブース社のジンはアメリカなどでもライセンス生産されているが、イギリスのレッド・ライオン蒸留所で造られているものだけがこの特別の称号を与えられる。 輸入元オールド・パー株式会社、 発売時期1960年代後半

ブースのジンは特にマティーニを造る時に使った場合その威力を発揮すると言われ、マティーニの本場アメリカでの評価は高い。マティーニの書物の中でも特に有名なジョン・ドーザットの「スタード・ノット・シェイクン」の中では、ブースのジンを指定している。また、もう一人のマティーニの大家デイビット・エムバリーもブースジンを使ったマティーニを絶賛している。余談になるが、オレンジ・ビターは質の悪いジンを使った場合にのみ入れるのであって、良質のジンを使ってマティーニを造る場合は、入れてはいけないとも書かれている。

ビーフィーター5th<右>

このジンの名前の由来はビーフ・イーター、肉食べ男という意味で、このジンのラベルにもなっているロンドン塔の衛士を指す隠語である、本当は クイーンズ ボディーガード という立派な名前があるのに、なぜこんな肉食べ男なんて呼ばれたのかというと、彼らは国王主催の晩餐会があると、終わった後にその警護にあたった彼らには、残った牛肉の持ち帰りを許されていたからである。

さて、かんじんの味のほうだが、現在売られているビーフィーターよりもはるかにドライ、最初に口に含んだ時はけっこう、優しい感じがするが、食道のあたりを通過する時に、燃え上がるような刺激感、まさに舌ではなく食道で味わうジンといったところか、最近のビーフィーターは度数が低くなったし不自然なアルコール臭があるし、これを飲んでしまうともう、飲む気になりません。

もし、現行品で買うのであればビーフィーター・クラウンジュエル(アルコール度数50度)という、専門店でたまに見かける並行輸入品のほうがよいでしょう。 輸入元サントリー、発売時期1960年代前半

ゴードン・ジン<左から2番目>

このジンは見つけた時、状態はかなり悪く、ラベルの色はあせ、3センチぐらい蒸発していたので、ぜんぜん期待せずに、まあ参考資料用に買ったのですが、あけてみてびっくり、香りがとにかくすごい、こくがあるというか濃いというか、アルコールは飛んでいるのですが、 ジュネバー・ベリーの味やにおいがよく解る一本です。ちなみにゴードンのラベルに描かれているのは野ブタで、ゴードン家の家紋である。輸入元ドットウェル エンド コムパニー リミテッド(ワープロの入力ミスではなく、昔のものなのでこう書かれている)
発売時期1960年代前半(それ以前のゴードン・ジンは、スクリューキャップではなくて王冠になっている)

 


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