写真をクリックすると拡大写真が見れます。

 

今回は全くタイプの違う3種類のヴィンテ−ジ・シングルモルトを紹介します。

 

マッカラン25年ヴィンテ−ジ1963(写真左)

スコットランド最小の蒸留機、熟成用の樽にはすべてシェリ−樽を使っている。

人気の上昇にともない、施設の大規模化が進んでいる。1965年には6基しか無かった蒸留機が12基に、1974年には18基、1975年には21基に増設されている。また、品薄になったシェリ−樽の安定供給をはかるため、自社でシェリ−樽会社を設立、ドライオロロソシェリ−酒の熟成に2年間使ってもらい、1973年より、その樽を使っている。

マッカラン蒸留所がまだ、小さく、製品造りにタップリと手間暇をかけることが出来た頃の逸品、熟成にはシェリ−の熟成に10年使われた銘樽が使用されている。

グレンフィディック18年ヴィンテ−ジ195X(写真中央)

マッカラン程では無いが、やや小ぶりの蒸留機、熟成の樽はオ−ク樽9割、シェリ−樽1割程度、バ−ボン樽は一切使わない、熟成最後の2年ぐらいは大樽にまとめて寝かせて熟成させるマリッジ熟成法で作られる。世界で一番の人気を誇るシングルモルト、味わいは軽く食前酒に、とメ−カ−は勧めている。

フィディックは他のモルトと違い、年代ごとのラベルの変化がほとんど無いので年代の特定が非常に困難であるが、正規輸入品の場合、当時の輸入業者名がその判別に役に立つ。1960年代後半、ドットウエル エンド コムパニ−リミテッド 1970年代初頭、ドットウエル アンド カンパニ−リミテッド 1970年代後半 ドットウエル レミ−1980年代初頭 三楽レミ−、1980年代半ば、 三楽オ−シャン、現在はメルシャンである。

輸入業者名がドットウエルエンドコムパニ−リミテッドとあり、当時の定価は7万円、蒸留は1950年代の逸品である。味わいは軽さの中にも深みがあり、かすかなバニラ香がある。

グレンモランジ−25年ヴィンテ−ジ1963(写真左)

スコットランドでもっとも背の高い蒸留機、熟成用のタルはすべてバ−ボン樽を使っている。(ジャック・ダニエルの古樽を使っているようだ。)仕込み水にはライムスト−ンウオ−タ−を使用(バ−ボンの仕込み水と同じ、石灰層からの湧き水)その水源の保全は全蒸留所屈指である。(上流に牧場があり、ウンコがたくさん流れていたラガブ−リン蒸留所とはエライ違い^^;)

最後の2〜3年を別の樽で熟成させる独特の2段階熟成、フィニッシング製法でつくられている。ちなみにこの1963、最後の2〜3年はオロロソシェリ−樽で熟成させてある。